不適合・改善要望事例 | 考察 |
「緊急事態発生の可能性の特定」手順として定められている「緊急事態対応規程」の4.項の内容は、特定手順なのか、特定結果なのか分からない。また、その内容は「環境側面・環境影響調査表(緊急時)」及び「環境影響総合評価フロー」に基づく特定手順と不整合が見られる。 |
「緊急事態対応規程」には特定手順を規定することとし、特定結果は対応手順とともに別表に登録することとする。緊急時環境側面の特定・評価に関する手順、緊急時対応とのつながりを再度見直す。以上につき、環境マニュアル及び緊急事態対応規程を見直し、改訂する。 |
「緊急事態発生の可能性の特定結果」及びそれらに対する「予防処置、緩和処置の手順」が定められているが、それらはより具体的な内容にする余地がある。 |
緊急事態特定手順により特定された緊急事態と対応手順は、具体的な内容として別表に登録するものとする。 |
緊急時の連絡網は作成されているが、緊急事態の特定ができていない。 |
ビルの一角に営業所を構えており、環境に影響するような緊急事態はないと判断しているのだが…。 |
総務Tでは、緊急時の著しい環境側面に特定された「廃油・廃液」および「廃棄物」については緊急時対応手順が作成されているが、「騒音」については未作成。「騒音」が緊急時の著しい環境側面に該当するのかどうかも含めて検討することが望まれる。 |
騒音に関しては事実として住民からクレームが寄せられたことがあり、必要最低限(社内外連絡網など)の整備が必要。 |
緊急事態の準備および対応が特定されていない。 |
環境側面の洗い出し作業の際に、緊急事態(地震などの天災による火災などを含む)を想定した環境側面が考慮・特定されていなかった。 |
第〇製造Gの印刷Tにおいて緊急事態を想定したテストを実施していたが、その実施記録が「事故及び緊急事態テスト実施記録」ではなく「教育・訓練実施記録表」を使用していた。 |
緊急事態対応手順のテストを実施した場合の専用帳票があるが、そのことが周知されておらず通常の教育・訓練記録に記録されていた。 |
緊急事態対応手順書が見直しされ、緩和手順が'04.3.29付けで追記されているが、マニュアルで1回/年以上と定められたテストが実施されていない。 |
環境・安全にかかわる緊急事態対応手順はとってつけたようなものととられがちで、手順のテストがおろそかにされてしまっている。 |
緊急事態への準備及び対応について、印刷Gの準備対応状況を確認したところ、対応する手順書は確認したが、テストした事実が認められませんでした(1回/年)。 |
EMS構築当初は事故・緊急事態の洗い出し、対応手順書の作成、手順のテストが実施されていたが、時間が経つと事故・緊急事態ということ自体への認識が薄れてしまい、手順のテストも実施されなくなってしまう。 |
緊急事態への準備及び対応を総務Gが管理している「分離槽」について確認したところ、「分離槽の破損による土壌汚染」という手順書ではその緩和処置が見当たりませんでした。 |
4.4.7の事故・緊急事態対応手順に含めるべき項目(発生する環境影響の緩和)が含められず、どうやって元を正すか・関係機関へ連絡するかという内容しか定められていなかった。 |
2002年度「教育・訓練計画書」が作成されていますが、緊急時対応の訓練計画が入っていません。また、マニュアルで規定された1回/年以上の緊急時対応手順のテストが実施されていません。 |
4.4.7緊急時対応の訓練と4.4.2教育・訓練を結び付けて考えていなかった。緊急時対応手順のテストを1回/年以上実施することが理解されていなかった。 |
××グループでは現像液廃液について緊急時著しい環境側面に上げ手順書を作成し、管理されていますが、マニュアルに書かれている定期的なテストと手順の確認が実施されていません。 |
(上記内容と同) |