不適合・改善要望事例 | 考察 |
不特定多数の顧客に対して荷下ろし、積込み後に清掃励行等の要求事項を伝達していることを確認したが、危険物納入業者、劇物納入業者等には要求事項または手順の伝達はされていない。 |
危険物、劇物等の納入業者に対し、注意事項・要求手順を記述した書面を作成・配付し、問題発生を未然防止する。 |
廃棄物業者10社について「取引先委託契約期間・許可証有効期限一覧表チェックリスト」を作成し管理しているが、●●工業など3社が登録漏れになっていた。 |
チェックリスト登録漏れの確認、追記を行う。 |
規格で求められる運用管理のための文書化した手順である「雨水処理装置運用管理規程」「産業廃棄物管理規程」「リサイクル資源管理規程」に定められる運用手順が、実際に定められたとおりに行われているかどうかの監視及び記録が行われているが、不足が認められる。 |
各規程における監視・測定項目の洗い出し、基準・頻度等の決定を行い、記録様式を作成し、監視・記録する。 |
著しい環境側面で特定した運用を確実に実行するために手順書を作成し運用するとあるが、その手順書がほとんど確認できない。 |
手順書にするまでもない内容がほとんどだが、確実性および教育訓練資料として整備しておくことを勧められた。 |
目的・目標の達成手段・方法について、現状把握、手順作成/実施、監視・測定など、期限を区切って段階的に進める形が見えるようにすることを望む。 |
手段・方法の具体性が欠けている(十分に検討されていない)ために大項目による通年の活動計画になってしまっている。 |
目的値・目標値および月々の監視・測定の数値は絶対値で見ていくのか、それとも指標・原単位(例えば、生産量に対する比率など)で見ていくのか、どちらで見るべきなのかの検討も含めてはっきりさせること。 |
目的・目標の数値化はだいぶできるようになってきたが、どのような数値で見ていくのが効果的なのか、より精度の高い活動にレベルアップしていかなければならない。 |
製版Gの工程で発生する廃液、例えば廃酸・廃アルカリを保管する場所または容器に表示がなく、業者回収時も含め混合の危険があり、区分した保管方法を検討してください。 |
廃酸・廃アルカリの表示がないということは廃液保管の運用基準がないということ。しかしそんなことよりも誤って混合して有害なガスなどが発生した場合のリスクを考えれば、しっかりと表示をしたり隣り同士には置かないなどして混合の可能性を小さくしなければならない。 |
仕入先リストを'04.1.7に見直しをされていますが、Aランクの会社のみリストアップされています。この他にB、C、Dランクの会社からも購入しておられるので、環境マニュアルに記載されているようにこれらの会社も仕入先リストに記入すべきと思われます。 |
EMS構築当初は重点志向ということで取引額の大きい仕入先を重点的に管理していたが、運用数年目に入り、管理する仕入先を拡大していくことを検討するべきではないかという改善要望を受けた。 |
作業手順書「PS版の保存方法」を作成していますが、下水に流しているバケツの水についても、その手順を加えた方がよいのではないですか? |
印刷で使用するPS版を洗浄する時に使用するバケツに洗浄廃水が溜められるが、その廃水がバケツいっぱいになれば下水に流すのでその手順書も必要と審査員から言われた。 |
MSDSを保管していますが、PRTR法に関する情報が入っていません。最新版を保管する必要があります。 |
原材料メーカーでは最新版のMSDSにPRTR法や労働安全衛生法に関する情報を載せているが、最新版のMSDSを取り寄せていなかったためそのような情報が記載されていなかった。 |
××グループの著しい環境側面から上げた目標の1つであるダイカットロールの運用手順による運用が明確に管理できるような仕組みになっていません。 |
ダイカットロールの管理についてチェック表は作成したが、誰が・どのような・どれぐらいの頻度でチェックするのか手順を作っていなかった。 |
運用管理規定が整備されていません。 |
当初は運用管理規定を定め、その中に詳細を定めることを検討していたためマニュアルにも運用管理規定を定めていたが、結局作らないことになった。 |