【印刷の基礎知識へ...】 |
最終更新日:2012年04月02日(月) 16時35分 |
印刷用語集 (総登録数:190) | 編集者:トモノリスキー |
印刷業界でよく使われる専門用語集です。聞いたことのある用語があるかもしれないですね。
O |
OPニス (おーぴーにす)
印刷物の表面に光沢をつけるために印刷するオーバープリントワニス。
[←先頭へ]P |
PS版 (ぴーえすばん)
プレセンシタイズド・プレートという英語の頭の文字を取った略称で、感光液が塗布済みの版材のことをいう。
[←先頭へ]あ |
アート紙 (あーとし)
光沢のある用紙で、紙面の平滑が優れ、白色度も高いため、細かい写真版の印刷に利用される。特アート、並アートの2種類あり、特アートは原紙に上質紙を、並アートは中質紙を使い、原紙表面に白土(クレー)、硫酸バリウムなどの顔料をガゼイン・デンプンなどの糊と混ぜ合わせたものを塗布し、乾燥後、スーパーカレンダーで光沢をつけたもの。原紙両面に塗布したものを両面アート、片面に塗布したものを片面アートという。
[←先頭へ]青焼き (あおやき)
集版完了原稿の画像や文字の正誤、大きさ、位置などを校正するために使用するもの。ネガ原板用、ポジ原板用がある。
[←先頭へ]圧胴 (あつどう)
印刷機で、インキが乗っている版またはブランケットに被印刷物(紙、フィルム等)を押しつけてインキを転移させるローラーのこと。
[←先頭へ]網点 (あみてん)
凸版や平版で、印刷絵柄の濃淡を表すのに、色点の大小に分解して再現する網のような点。グラデーションの再現やカラー印刷に使われる。
[←先頭へ]アンカーコート (あんかーこーと)
基材に対するコーティング剤またはラミネート材の接着性を良くするために行なう下塗りのこと。
[←先頭へ]色分解 (いろぶんかい)
多色刷りの絵柄をスミ版、赤版、黄版、藍版などに分解して、フィルムポジを作成する際の作業。通常、スキャナーで絵柄を読み取り、デジタル分解する。
[←先頭へ]インキ転移率 (いんきてんいりつ)
印刷により版上のインキが被印刷物に転移したインキ量の比率のこと。
[←先頭へ]印刷適性 (いんさつてきせい)
印刷作業性、印刷効果等印刷全般に対する被印刷物の適性のこと。印刷機へのフィード性、インキ受理性、インキセット・乾燥性、表面強度、平滑性、均一性、印刷面光沢、網点再現性等多数の項目がある。
[←先頭へ]印刷ムラ (いんさつむら)
印刷面のインキ濃度にムラがあること。被印刷物のインキ受理性にムラがある場合または版・ブランケット上のインキ畳にムラがある場合などに発生する。
[←先頭へ]員数 (いんずう)
白紙、刷本、仕上がったものなどの数量を数えること。
[←先頭へ]ウェットピッキング (うぇっとぴっきんぐ)
多色オフセット(平版)印刷機で発生するピッキングの一種で、湿し水のついた部分が2色目以降の印刷でピッキングを起こす現象。被印刷物の表面の耐水性が弱いと発生しやすい。
[←先頭へ]裏移り (うらうつり)
被印刷物が印刷直後積み重ねられたり(平判シート)、巻き取られた場合に印刷面に接触している被印刷物の裏面へ印刷インキが転移すること。インキのセットが遅い場合に発生する。
[←先頭へ]裏移り (うらうつり)
枚葉印刷機の場合、紙は印刷機の排紙部(デリバリ)で紙受け台の上に刷本が積み重ねられるが、このとき積み重ねられる刷本の重さで、インキがその上にある刷本の裏面に付着して汚すこと。裏付きともいう。
[←先頭へ]裏スリット (うらすりっと)
粘着製品で裏面基材を剥がしやすくするために、裏面基材にスリットを入れること。略して裏スリともいう。
[←先頭へ]裏抜け (うらぬけ)
印刷用紙が比較的薄いときなどに、表側に印刷したインキが裏側に染み透ること。
[←先頭へ]裏抜け (うらぬけ)
紙のような多孔性の被印刷物に印刷した場合、インキが紙中に浸透して裏面まで抜けること。プリントスルーともいう。
[←先頭へ]上紙 (うわがみ)
粘着製品の表面基材として使用される紙のこと。
[←先頭へ]エンボス (えんぼす)
シート状基材に種々の模様(パターン)を型付けすること。エンボッシングのこと。
[←先頭へ]オーバーコーティング (おーばーこーてぃんぐ)
印刷物の表面に光沢、耐摩擦性等を付与するために透明樹脂類を塗工すること。
[←先頭へ]オーバーラミネーション (おーばーらみねーしょん)
表面保護、光沢付与、変色防止、耐水性向上等のため、基材の表面に薄いプラスチックフィルムを貼り付けること。
[←先頭へ]オフセット印刷 (おふせっといんさつ)
印刷形式の1つで、インキの着く部分(画線部)とインキの着かない部分(親水部)とに分けられた版(PS版)にインキローラーによってインキを乗せ、版の画線部に着いたインキをゴム製シート(ブランケット)の巻かれたローラーに転写した後、紙にブランケット上のインキを移していく印刷方法。1つの版で多数の印刷画可能である。
[←先頭へ]オフセットダブリ (おふせっとだぶり)
オフセット多色印刷機で調子の悪い時などに、前胴の印刷画線のインキの一部が後胴のブランケット上に転移し、次の印刷された画線上に位置が少しズレて、ダブって印刷されるトラブル。
[←先頭へ]表スリット (おもてすりっと)
粘着製品で表面基材を剥がしやすくするため、表面基材にスリットを入れること。表スリともいう。
[←先頭へ]か |
階調 (かいちょう)
写真などのハイライトからシャドウに至る濃度の段階をいい、グラデーションともいう。
[←先頭へ]カス (かす)
粘着ラベルなどの印刷・加工工程で、ダイカット後除去される表面基材の不要部分のこと。
[←先頭へ]カス取り (かすとり)
粘着ラベルなどの印刷・加工において印刷ダイカット後、不要部分(カス)を取り除くこと。
[←先頭へ]角トンボ (かどとんぼ)
台紙の四隅に仕上がりと断裁の見当アタリを示すトンボで、仕上がりトンボともいう。
[←先頭へ]かぶり (かぶり)
断裁機を用いて、用紙または本を断裁した時、断裁面が湾曲して寸法の誤差が生じることをいい、刃が摩耗して切れ味が悪いか、また断裁機が摩耗しているかのいずれかに多く原因している。
[←先頭へ]紙くせ (かみくせ)
室温、湿度等や紙の保存状態、期間によって紙が平坦にならないでいろいろな状態を示すこと。「波うち」「おちょこ」「カール」「やま」「たに」「くら」「傾斜」などの名称のくせがある。
[←先頭へ]紙むけ (かみむけ)
インキのタック値が増大したり、印刷速度が速くなると、紙の表面の繊維や塗布物がむけてくることがある。
[←先頭へ]カラーチャート (からーちゃーと)
製版、印刷の標準にするため、標準の用紙とインキで3原色とスミ版の各版の網点面積率を段階的に変化させて重ね刷りした演色図で、網点面積が0〜100%の11段階のもの、16段階のものなどがある。
[←先頭へ]カラーバランス (からーばらんす)
カラーフィルムの3原色の発色性の釣り合いや、分色版の釣り合いのことをいい、このバランスがとれていることが大切。
[←先頭へ]含浸紙 (がんしんし)
耐水性、耐摩擦性、耐油性等の性能を紙に付与するために、種々のエマルジョン、溶液等を含浸させた紙のこと。
[←先頭へ]乾燥ひずみ (かんそうひずみ)
抄紙工程、加工工程で乾燥を行なった時に、伸縮により紙や加工紙などの内部に残留するひずみのこと。
[←先頭へ]感度 (かんど)
写真フィルム、製版感材などが露光に対しどの程度の敏感さを持っているかを数値で表したもので、感光度ともいう。
[←先頭へ]観音折 (かんのんおり)
折り方の一種で、見開きページの両側が内側に折りたたまれたもの。両端が折られているものを両観音折ともいい、これに対して一方のみが折りたたまれているものを片観音折といい、本の目次や折表などに使われる。
[←先頭へ]顔料 (がんりょう)
印刷インキに使用される粉末の着色料のことで、有機顔料、無機顔料がある。
[←先頭へ]キャストコート紙 (きゃすとこーとし)
印刷用塗工紙の1つで塗工面の光沢、平滑性が最も高い最高級の塗工紙のこと。アート紙、コート紙と異なり、スーパーキャレンダー仕上げを行なわずに、高光沢、高平滑のキャストドラム(クロムメッキ製)に貼り付けて乾燥、仕上げを行なって作られる。
[←先頭へ]ギヤ目 (ぎやめ)
印刷の際、紙の進行方向に対し直角の方向に生じる縞状のムラのような汚れで、胴回転歯車の誤差や胴仕立ての不良などによって起こる印刷不良事故の1つ。
[←先頭へ]クイックセットインキ (くいっくせっといんき)
速乾性インキのことで、印刷後、インキ中の溶剤の染み込みが早く短時間にセットするインキのこと。
[←先頭へ]グラシン紙 (ぐらしんし)
化学パルプを高度に叩解して抄造した紙をスーパーキャレンダー掛けして高密度、高平滑性の半透明な状態に仕上げたもの。高叩解度のために湿度変化による伸縮が大きいため、剥離紙基材に使用した場合にトラブルが起きやすいので低叩解度の紙にPVA等の薬品を塗工してスーパーキャレンダー掛けをしたものが剥離紙基材に使用されている(セミグラシン紙)。
[←先頭へ]クラフト紙 (くらふとし)
クラフトパルプを原料として抄造された紙の呼び名。強度が大きいため包装紙や結束用の封筒に使用される。
[←先頭へ]クリーナー (くりーなー)
抄造工程で紙料液中に含まれる異物を除去する装置のこと。一般にはコーン型をしておりコーンの上部に接線方向から紙料液を注入し、遠心力により重い異物を除去する装置。紙料と比重の差の少ない異物は除去しにくい。セントリークリーナーのこと。
[←先頭へ]グレースケール (ぐれーすけーる)
白から黒までを一定の濃度差をつけて段階的に並べたもので、撮影や焼付けの際の基準として利用され、反射用と透過用がある。
[←先頭へ]グロスインキ (ぐろすいんき)
特に強い光沢を有するインキのこと。
[←先頭へ]咥え (くわえ)
枚葉紙の印刷の際、印刷機の咥え爪に咥えられた側の印刷紙の端のこと。
[←先頭へ]咥え尻 (くわえじり)
枚葉印刷紙の「咥え」と反対側の端のこと。
[←先頭へ]ゲージ (げーじ)
本来はものの長さ、幅、厚さ、太さを測る測定用の計器などの総称だが、版下の場合はJIS規格の仕上がり規格寸法や、版面、トンボ、ノンブル、柱などをフィルムに焼き込んだチェック用のゲージがある。また、罫線ゲージもある。市販のもの、自作のものなどがある。チェック用に必要なもの。
[←先頭へ]蛍光インキ (けいこういんき)
蛍光顔料を用いたインキで、ポスターや広告物などに用いると鮮やかで効果の大きいインキ。
[←先頭へ]毛抜き合わせ (けぬきあわせ)
色と色を分けて刷る時、白い部分が抜けてしまっては困るし、重なっては困る場合、毛1本くらいの逃げを作る必要がある。片側から毛1本分くらいの食い込みを描く。技術的に難しい作業だが製版にとって不可欠の逃げ。
[←先頭へ]毛羽立ち (けばだち)
紙の表面のパルプ繊維が起毛した状態になっていること。表面を摩擦したり、印刷した時に発生する。
[←先頭へ]下版 (げはん)
校了になった組み版、フィルムなどを製版・印刷工程にまわすこと。
[←先頭へ]現像 (げんぞう)
感光材料に露光することによって生じた像(潜像)を化学的に処理して可視像に変えること。また、感光膜を有する版材に露光した後で、未露光部の膜を除去する操作をいう。
[←先頭へ]見当 (けんとう)
多色刷りの際の分色フィルム、各色版の間の位置合わせ、刷り合わせのことをいう。
[←先頭へ]ケント紙 (けんとし)
高級印刷、ハガキ、封筒、名刺、製図等の用途に用いられる上質系の紙で、一般の上質紙に比較して、表面性が良く締まった感じの紙のこと。
[←先頭へ]検版 (けんぱん)
刷版を印刷に渡す前に原版フィルム、校了紙、指示書などと照合して再確認する検査のこと。または、原版フィルムの検査のことをいう。
[←先頭へ]コーター (こーたー)
紙やフィルム等の基材に、顔料、接着剤、粘着材、剥離剤等の薬品類を塗工する機械のこと。塗工装置の種類により、エアーナイフコーター、ロールコーター、バア(ロッド)コーター、ブレードコーター等がある。
[←先頭へ]コート紙 (こーとし)
塗被紙の一種だが、アート紙に比較して塗料層が薄く、光沢、平滑性などの性質を落とした低価格紙。
[←先頭へ]校正刷り (こうせいずり)
校正に用いる試し刷りのことで、刷り上がりの色調効果などを見るのが目的。専用の校正機が用いられる。
[←先頭へ]校了紙 (こうりょうし)
校正を完了した校正紙。最後の校正紙には「校了」と記入するか、または捺印する。製版・印刷の他に製本の裁割り、表示貼りなどに使用する。
[←先頭へ]古紙 (こし)
一旦使用されて、使用目的が終わった紙のこと。新聞古紙、段ボール古紙が代表的なもので、かなり再生利用されているが、近年は省資源が強調されるようになり、他の古紙の再生利用も行なわれ始めている。
[←先頭へ]コントラスト (こんとらすと)
写真画像の濃度の高い部分と淡い部分の対比をいい、この比の大きいものをコントラストが大きい、あるいは硬いといい、小さいものをコントラストが小さい、または軟らかいという。
[←先頭へ]コンパウンド (こんぱうんど)
インキに添加してインキの流れやタックを調整する補助剤で、主成分がワックスなので使いすぎると障害になることがある。
[←先頭へ]さ |
再現性 (さいげんせい)
原稿を複製する場合、原稿の持っている調子、濃度域などを複製物の上にどの程度再現し得るかということで、製版条件、印刷条件等により左右される。
[←先頭へ]再校 (さいこう)
初校に発注者の直しが入り、再度校正刷りを行なうこと、またその校正したものをいう。
[←先頭へ]再生可能粘着紙 (さいせいかのうねんちゃくし)
一般の粘着紙は、パルパーでの解離に問題があるため、紙原料として再生利用は不可能であるが、この欠点を解決し紙原料として再生利用できるようにした粘着紙のこと。
[←先頭へ]再生紙 (さいせいし)
新しい用語で明確な定義はまだ確立されていないが、次の2つの内容を含んでいる。1)古紙パルプを配合して作った紙のこと。古紙パルプの配合率などについては明確な規定は、現時点ではない。2)離解機で離解可能な紙のこと。
[←先頭へ]最剥離性 (さいはくりせい)
貼り付けられた粘着製品が、粘着剤を被着体に残さずにきれいに剥がすことができること。
[←先頭へ]刷版 (さっぱん)
印刷するために印刷機にセットする版。PS版、アルミ版など。
[←先頭へ]酸性紙 (さんせいし)
紙のpHが酸性(pH値で約4〜6)になっている紙のこと。紙を抄造する場合、サイズ剤をパルプ繊維に定着させるために使用する硫酸バンドにより紙のpHは酸性となる。酸性紙は劣化しやすいため、近年中性紙が出てきている。
[←先頭へ]シーズニング (しーずにんぐ)
印刷用紙の温度、湿度の条件を印刷条件に適合するように、加湿あるいは乾燥して調整すること。
[←先頭へ]シーター (しーたー)
粘着・加工材関係で、巻取りをシート状に断裁する機械のこと。製紙関係ではカッターという。
[←先頭へ]仕上がり寸法 (しあがりすんぽう)
印刷物として仕上がる寸法をいい、JIS規格によるA判、B判がある。
[←先頭へ]仕上げ工程 (しあげこうてい)
抄紙・加工工程を終えた大型巻取りを、製品に仕上げる工程のこと。裁断(断裁)、選別、計数、包装の各工程を含む総称。
[←先頭へ]自動現像機 (じどうげんぞうき)
露光済みの写真フィルムの現像、定着、水洗、乾燥処理を自動的に行なう装置で、一般にローラー搬送により各処理工程を経て、数分間で処理済みのフィルムが得られる。また、PS版などの印刷用版材の自動現像機は未硬化の膜を除去する装置をいう。
[←先頭へ]紙粉 (しふん)
紙の抄造、断裁、加工時に発生するパルプ繊維、塗工顔料等の小さな塊のこと。
[←先頭へ]湿し水 (しめしみず)
オフセット印刷の際、非画線部にインキが付着しないように、インキングの前に版面を濡らすための水で、真水でもよいが一般に若干の添加剤が加えられる。
[←先頭へ]樹脂型インキ (じゅしがたいんき)
インキのビヒルクに合成樹脂が利用されているタイプのインキで、グロスがあってしかもセット、乾燥が早いという特徴があり、現在のオフセットインキはほとんどこのタイプのインキが使われている。
[←先頭へ]抄紙機 (しょうしき)
パルプ、サイズ剤、染料、その他薬品類を調合した完成紙料から紙を作る機械のこと。長網式と丸網式とがあるが、洋紙の抄造には長網式抄紙機を用いる場合が多い。近年は、ツインワイヤー型の抄紙機が増加している。
[←先頭へ]蒸着紙 (じょうちゃくし)
真空蒸着機で金属を蒸着させた紙のこと。
[←先頭へ]殖版機 (しょくはんき)
1枚の原版フィルムから刷版上に多面焼きする装置で、水平型、垂直型の2つのタイプがある。
[←先頭へ]親水性 (しんすいせい)
物体の表面の水に対する濡れやすさのことで、オフセット版材の表面として重要な性質。また、水と油とは反対の性質があり、親水性の逆の疎水性のことを新油性という。
[←先頭へ]水銀灯 (すいぎんとう)
水銀蒸気を封入した放電灯でで、特に効率のよい高圧水銀灯が刷版葉焼き付け光源として多用されている。
[←先頭へ]水溶性接着剤 (すいようせいせっちゃくざい)
水に膨潤・溶解する接着剤のこと。スプライシングテープ等に使用される。
[←先頭へ]スクリーン線数 (すくりーんせんすう)
網点スクリーンの単位長当たりの線数のことで、1インチ当たりの線数で表す。1cm当たりで表すこともある。
[←先頭へ]スリッター (すりったー)
粘着・加工材関係で、スリットしながら大型巻取りから小巻取りを作る機械のこと。製紙関係ではスリットする装置のこと。
[←先頭へ]刷本 (すりほん/さっぽん)
印刷工程では刷り上がった印刷物を総称して刷本というが、製本上では輪転印刷で刷られた印刷物および枚葉印刷物で折る前の状態の印刷物を指している。折られた後は折本と呼ぶ。
[←先頭へ]背固め (せがため)
丁合後または綴り終えた本文の背に接着剤を塗布し折丁を互いに接着させる作業で、下固め、本固めなどがある。
[←先頭へ]セット (せっと)
インキ中のビヒルクの一部が紙中に浸透し、インキの流動性がなくなった状態のことで、まだ摩擦すると汚れるが、粘着性は示さなくなった状態をいう。
[←先頭へ]セパレーター (せぱれーたー)
紙またはフィルム等の表面(片面または両面)に剥離処理を行なったもののこと。紙を使用したものは剥離紙(紙セパレーター)といい、フィルムを使用したものは剥離フィルム(フィルムセパレーター)という。
[←先頭へ]セミグラシン紙 (せみぐらしんし)
本来のグラシン紙ではなく、グラシン紙に似た紙のこと。グラシン紙のように高叩解を行なわずに、平滑性、透明性を与えるために抄紙機のサイズプレスでPVA等の薬品を塗工して作る。グラシン紙の欠点である伸縮性が改善されるので、隔離紙用原紙に使用されている。
[←先頭へ]損紙 (そんし)
印刷または製本作業中に仕損じを生じて製品として使用できなくなった紙のことで、別名「ヤレ」ともいう。
[←先頭へ]た |
耐光性 (たいこうせい)
印刷インキの色が日光の照射に対し耐える性能のことをいう。
[←先頭へ]耐刷力 (たいさつりょく)
刷版が印刷に耐える能力のことで、版寿命の長さのこと。
[←先頭へ]台紙 (だいし)
写真植字、図面などを貼り込む紙。アート紙、ケント紙、アイボリー紙などを用いる。JIS規格のA判、B判の仕上がり寸法、トンボなどを非感光性のインキ(ブルー系)で印刷し、市販されてもいる。ある程度、腰が強くなければならない。
[←先頭へ]耐水性 (たいすいせい)
水に対する対抗性のこと。一般の紙は水に濡れると強度低下が大きいので、耐水性が必要な場合には耐水化剤(ポリアミド樹脂、メラミン樹脂等)を添加する。
[←先頭へ]耐熱性 (たいねつせい)
印刷インキの熱に耐える性質のことをいう。
[←先頭へ]蛇行 (だこう)
巻取りを繰り出した時に、シートの走行が左右にずれる現象のこと。巻取りの側面が不揃いで凹凸のある時は、当然蛇行が起こるが、巻取りの巻き硬さが軟らかい場合、繰り出し時にかかるテンションにより、シートが左右に振れることがある。
[←先頭へ]多層平版 (たそうひらばん)
親水性金属、新油性金属を鍍金(ときん)技術を応用して多層に重ねたオフセット版材で、高価にはなるが耐刷力の大きい印刷効果の良い版が得られる。
[←先頭へ]断落とし (たちおとし)
裁割の際、所要の寸法に断裁した残りの半端の紙、または三方断裁機で仕上げ断裁した時に出る裁くずのことをいう。
[←先頭へ]タック (たっく)
粘着性のこと。印刷インキの場合、インキの粘着の度合いをタックbナ表示しており、数字の大きいほど粘着性が大きいことを示す。
[←先頭へ]脱墨 (だっぼく)
印刷された古紙から印刷インキを除去すること。印刷された古紙を再生利用するための古紙パルプ製造の1工程で、古紙を水中に分散させ機械的、化学的処理を行なって、インキを除去する。
[←先頭へ]縦目の紙 (たてめのかみ)
紙の繊維の流れの方向が長辺に平行な紙をいい、この方向は湿度に対する伸縮が小さく安定している。
[←先頭へ]ダブリ (だぶり)
印刷機の調整不良等で網点や画線が二重に印刷されることをいう。
[←先頭へ]断裁 (だんさい)
製本工程で、仕上がり寸法に断落とす。裁切りなどの処理が必要となってくる。
[←先頭へ]地 (ち)
本の部分の名称で天に対していう言葉で、本の下部の切り口のことをいう。
[←先頭へ]中間調 (ちゅうかんちょう)
調子ものの画像のハイライトとシャドウの中間の調子のことをいう。
[←先頭へ]チョーキング (ちょーきんぐ)
インキの固着不良事故のことで、ビヒクルが紙中に浸透し顔料分だけが紙の表面に残ってしまったために起こる。
[←先頭へ]継ぎ目 (つぎめ)
シートとシートを継ぎ合わせた部分のこと。継ぎ目の作り方には、突合せ継ぎ、重ね継ぎ等がある。継ぎ手ともいう。
[←先頭へ]壷上がり (つぼあがり)
印刷中にインキが印刷機の壷の中で固まってしまって、ローラーに転移しなくなりインキの呼び出しができなくなる状態のこと。
[←先頭へ]坪量 (つぼりょう)
紙の重さを表示するもので、一般にはg/uの単位を使用する。米坪(べいつぼ)ともいう。
[←先頭へ]データ (でーた)
未加工の数値、文字、図形、画像などの情報。
[←先頭へ]テーパーテンション (てーぱーてんしょん)
巻取りを作る時に、巻取り軸のテンションを最初強くし、その後巻取りが大きくなるにつれて徐々にテンションを減少させるようにテンションをテーパー状にコントロールすること。
[←先頭へ]定着 (ていちゃく)
写真の現像後の処理で、未露光の銀塩を溶解し明るいところに出しても安全なように処理すること。
[←先頭へ]電算植字システム (でんさんしょくじしすてむ)
組版編集をコンピュータで行ない、その結果を写植版下で得るための装置とソフトウェア全体をいう。
[←先頭へ]電子製版機 (でんしせいはんき)
電子回路を使用して原稿を光点で走査し、その光を光電管で受け、画像の調子を電流の強弱に変え、色分解、拡大・縮小、修整、網点化等の処理を行ない、露光済みの色分けフィルムを出力する装置で、カラースキャナともいう。
[←先頭へ]天糊 (てんのり)
便箋、伝票、メモなどのように天を糊などで固めて、1枚ずつ剥ぎ取れるように仕立てた製本様式のこと。
[←先頭へ]特色版 (とくしょくはん)
プロセスの4色版以外の特別色を重ね刷りするための版のことで、4色だけでは原稿の持つ特別な色合いの発色が得られないような場合に、その色単独で刷り重ねる版のこと。
[←先頭へ]ドクターブレード (どくたーぶれーど)
抄紙機のプレスロール等のロール表面の付着物をかき落とすため、あるいはグラビアロールのロール表面の過剰液を除去するために使用される薄いブレード上の板のこと。
[←先頭へ]綴じ代 (とじしろ)
製本の平綴じの際、綴じる部分の余白のこと。
[←先頭へ]ドットエッチ (どっとえっち)
網版フィルムの調子修整のため、減力液により網点の大きさを縮小することをいう。
[←先頭へ]ドブ (どぶ)
断裁の際のズレを計算して、仕上がりより天地左右に3〜5mmくらいの余白を取っておく。
[←先頭へ]共紙 (ともがみ)
本の付物などを本文と同一の用紙で印刷したものを共紙または本文共紙という。
[←先頭へ]ドライオフセット (どらいおふせっと)
オフセット印刷機に感光性樹脂凸版を付け、ブランケットを介してオフセット式に印刷する方式で凸版とオフセット印刷の両方の効果を狙っている。
[←先頭へ]ドライダウン (どらいだうん)
印刷直後のインキの濃度が乾燥してくるにつれて次第に減少してくることをいう。
[←先頭へ]トラッピング (とらっぴんぐ)
多色刷りで先刷りしたインキの上に後刷りのインキが乗ることをいい、ウェット印刷では先刷りインキほどタックの高いインキを使用する必要があるとされている。
[←先頭へ]トンボ (とんぼ)
多色刷りの際の見当合わせなどのために画面の4辺に付ける十字の印のことで、形がとんぼに似ているところからそのように呼ばれている。レジスターマークともいう。
[←先頭へ]な |
逃げ (にげ)
罫線や図面、また色版のアタリなどを表現する場合、線1本分の逃げる部分を作る場合がある。本当にわずかな逃げが仕上がりを左右することがある。
[←先頭へ]乳化 (にゅうか)
オフセット印刷で印刷中に湿し水が小さい粒になってインキ中に混じり込む現象をいい、この程度がはなはだしくなると乾燥不良や汚れの事故につながってくる。
[←先頭へ]ネガ (ねが)
ネガティブの略で原稿を投影した時の明暗が反対になっている状態のことで、陰画ともいう。また、これから原稿どおりの明暗に戻すことをポジ返し、または単に返しという。
[←先頭へ]濃度 (のうど)
画像の濃さのことで、光を投射した場合、その投射した光の量と、その画像に吸収されずに戻ってくるか、または透過してくる光の量との比で表される値のことで、前の場合を反射濃度、後の場合を透過濃度という。
[←先頭へ]は |
ハイライト (はいらいと)
写真の中の明るい部分のことで、中間調、シャドウと対で表現される。
[←先頭へ]パイリング (ぱいりんぐ)
印刷中にブランケットやローラー上にインキが残ってたまってしまうことをいい、インキの組成不良、水負けなどが原因。
[←先頭へ]箔押し (はくおし)
本の表紙に箔を使って文字や模様をスタンプすること。
[←先頭へ]パルプ (ぱるぷ)
木材等の植物から機械的または化学的に繊維を取り出して紙の原料となる状態にしたもの。
[←先頭へ]ハレーション (はれーしょん)
写真フィルムのベースの裏面で、露光した光が逆戻りして再度乳化剤中に拡散し画像を不鮮明にする現象で、ベースのバックに防止層が塗られて防止する。
[←先頭へ]版胴 (はんどう)
印刷機の版材を取り付けるシリンダー(胴)のことをいい、版胴の周囲に版材を巻き付け、その両端部分には版の締め具が付いている。
[←先頭へ]版面寸法 (はんめんすんぽう)
製版の基準寸法。断裁の時の裁落とし分を含んだ寸法。
[←先頭へ]版汚れ (はんよごれ)
オフセット印刷における非画線部の汚れのことで、その状態により地汚れ、浮き汚れなどに区別される。
[←先頭へ]ヒートセットインキ (ひーとせっといんき)
加熱により急速に乾燥するタイプのインキのことで、加熱乾燥機付きの高速オフセット輪転機に使用されている。
[←先頭へ]ヒッキー (ひっきー)
インキ中に混入したインキの乾燥皮膜や小さなゴミなどが版やブランケットに付着し、画線が白点状に抜けることで、スペックともいう。
[←先頭へ]ピッキング (ぴっきんぐ)
インキの粘りが強すぎる場合や紙の表面強度が足りないために起きる紙むけ現象をいう。
[←先頭へ]ビヒクル (びひくる)
印刷インキのうちの液体成分をいい、これに顔料を分散させてインキにする。
[←先頭へ]標準光源 (ひょうじゅんこうげん)
印刷の色合わせや、印刷物を正しく評価するために規定された標準の光を出す光源をいう。
[←先頭へ]平凹版 (ひらおうはん)
オフセット用の版だが、画線を強くし耐刷力を増加させるために、画線部を腐食して若干へこませる製版方式による版をいう。
[←先頭へ]ピンホール (ぴんほーる)
フィルム・ネガ上の小さな白い点。原稿上の汚れとかゴミがその原因。ネガ修正(修整)を行ない、オペークなどで修整する。
[←先頭へ]フィダー (ふぃだー)
印刷機などの自動給紙機のことをいう。
[←先頭へ]不感脂化 (ふかんしか)
オフセット版の非画線部を水に濡れやすい面にすることで、アラビアゴムの酸性水溶液によるエッチ処理などの方法がある。
[←先頭へ]ブラシ研磨 (ぶらしけんま)
オフセット版材の表面に回転式ワイヤブラシなどで微細な砂目を立てることをいい、主にPS版表面の砂目立てに用いられている。
[←先頭へ]ブランケット胴 (ぶらんけっとどう)
オフセット印刷機の胴のうちゴムブランケットを巻いた中間胴のことで、版胴上の画像は一度このブランケット胴に転移され、さらに紙に再転移される。
[←先頭へ]ブリード (ぶりーど)
インキ中の顔料が水や油に溶けてにじみ出してくる故障。
[←先頭へ]フリンジ (ふりんじ)
網版フィルムの網点は一般的に中心部の濃度が高く、周辺に行くほど濃度が減ってくるが、このうち版材に焼き付ける際遮光力のないごく薄い濃度の部分をいう。
[←先頭へ]ブロッキング (ぶろっきんぐ)
印刷物が重ねられた状態で互いに貼り合わされる現象のことで、インキの盛りすぎ、セット不良、いったん乾燥したインキの戻り(再粘着現象)などの原因による。
[←先頭へ]平版 (へいはん)
版面にはっきりした高低のない一平面上に画線部、非画線部の構成されている版のことで、一般にオフセット方式により印刷されるのでオフセット版ともいう。
[←先頭へ]平版インキ (へいはんいんき)
平版(オフセット版)に用いるインキのことで、印刷中に湿し水が使用されること、インキ皮膜が他の版式に比較して特に薄いことなどの点で特別な性質(オフセット印刷適性)が要求されるインキで、オフセット方式で印刷されるので普通オフセットインキと呼ばれる。
[←先頭へ]ポジティブ (ぽじてぃぶ)
写真の画像で明暗の調子が原稿と同一になっているネガティブの逆の状態のものをいう。
[←先頭へ]補色版 (ほしょくばん)
高級なカラー原稿などで4色版だけでは原稿の色調やボリューム感などが不足する場合、淡赤版、淡藍版などを刷足してやることをいう。
[←先頭へ]保存版 (ほぞんばん)
一度使用してまだ版寿命のある使用可能な版を、印刷物のバックオーダーを見越して再版用に保存しておくことをいう。あるいは、保存しておく原板のことをいう。
[←先頭へ]本機校正 (ほんきこうせい)
校正刷りを取る際、一般に校正機を使用するが、色調等の面で本機刷りと一致しない面があり、この欠点を除くため実際に本機で校正刷りすることをいう。
[←先頭へ]本紙 (ほんし)
実際に本刷りに使用して製品にする正式の印刷用紙のことをいう。
[←先頭へ]ま |
マージナルゾーン (まーじなるぞーん)
凸版印刷で印刷した画線のふちに出るくまどりのことで、オフセット印刷と凸版印刷とを見分ける主要なポイントになる。
[←先頭へ]枚葉印刷機 (まいよういんさつき)
枚葉紙に印刷する印刷機のことをいう。
[←先頭へ]枚葉紙 (まいようし)
抄紙機から出てきた長巻紙を所定の判サイズに断裁した紙葉のことをいう。
[←先頭へ]巻取り紙 (まきとりがみ)
輪転機用に巻取り芯棒に巻いてある抄紙機から出てきたままの、枚葉に断裁してない連続した紙のことをいう。
[←先頭へ]巻取り紙印刷機 (まきとりがみいんさつき)
巻取り紙を用いて印刷する輪転印刷機のこと。巻取り式オフセット機を一般にオフ輪と言っているが、これは誤った言い方で、オフセット印刷機は枚葉機でも輪転タイプなので、正式には巻取り紙を意味するウェブオフセット印刷機という方がよい。
[←先頭へ]枕 (まくら)
印刷機の圧胴、版胴、ブランケット胴の両端部に設けられている帯状の輪のことで、各胴間でこの枕が密着して回転することが理想的な状態とされている。
[←先頭へ]マスキング (ますきんぐ)
カラー原稿を色分解する工程で、原稿から種々な方法で取ったマスクを利用して色調や階調の修整を写真的に行なうことをいう。
[←先頭へ]マスク (ますく)
写真製版の工程で、必要な部分だけ露光し、不要な部分を被覆するように切り抜いたりオペークしたりしたカバーシートのことを言う。製版工程で網伏せなどを行なう場合に必要。
[←先頭へ]マットインキ (まっといんき)
特に光沢を抑えた印刷インキのことをいう。
[←先頭へ]ミスチング (みすちんぐ)
印刷中にインキが細かい粒子状になって飛散することをいう。
[←先頭へ]水負け (みずまけ)
オフセットインキと湿し水との乳化現象が甚だしくなってくることで、浮き汚れ、転移不良、乾燥不良などの事故に繋がってくる。
[←先頭へ]メジューム (めじゅーむ)
印刷インキの補助剤の1つで、体質顔料とビヒクルからなり、希釈用、光沢付与等の目的でインキに混入される。
[←先頭へ]面付け (めんつけ)
1台8ページとか1台16ページなどの台割りごとに大貼りして版面を付合わせる。普通製版工程で行なうが、時として版下、フィニッシュで処理する場合もある。
[←先頭へ]モアレ (もあれ)
4色版の印刷で各版を刷り重ねた場合、網版のスクリーン角度が悪い時に発生する規則的な強弱のある縞模様のことを言う。印刷された写真を複写して印刷原稿にすると起こる現象。
[←先頭へ]モットリング (もっとりんぐ)
ペタ部分にインキが平均に着肉しないことをいい、インキの糸引性の大きい場合や盛りすぎ、紙とのなじみの悪い場合などに見られる現象。
[←先頭へ]モノクロ (ものくろ)
単色という意味で、一般に白黒写真ことをいう。
[←先頭へ]や |
焼付け (やきつけ)
感光性の版材またはフィルムなどにネガティブあるいはポジティブなどの写真原板から密着または拡大露光することを言う。
[←先頭へ]ヤレ (やれ)
ヤレ紙、ヤレフィルムのように言い、テストや刷り出し等に使用した損傷材料のことを表す現場用語。
[←先頭へ]ユニットタイプ (ゆにっとたいぷ)
オフセット多色印刷機で、1色分の印刷装置を1ユニットと言い、このユニットを水平、直列に連結したタイプの印刷機のこと。
[←先頭へ]横目 (よこめ)
紙の繊維が流れている方向に対して垂直の方向を言い、繊維の流れの方向(縦目)に比較して温度、湿度に敏感で伸縮差が大きくなる。
[←先頭へ]ら |
ライトテーブル (らいとてーぶる)
ネガティブやポジティブの貼り込み、修整など透過光によって作業するのに用いる作業机のことで、上側にスリガラスを置き、内部に蛍光灯を入れた箱型になっている。
[←先頭へ]落丁 (らくちょう)
所定数量の製本、印刷物に対して、仕上がり数量が満たない場合(員数不足)のことを言う。
[←先頭へ]ルーペ (るーぺ)
印刷物や版面、網ネガ、網ポジなどを検査するのに用いる凸レンズのことを言う。
[←先頭へ]レインボー印刷 (れいんぼーいんさつ)
印刷機のインキ壷に区画を設け、それぞれに違った色のインキを入れて一度に多色印刷することで、隣り合ったインキが境界で混色し、虹のような色彩を現すのでこの名がある。
[←先頭へ]レジューサー (れじゅーさー)
印刷インキの粘度低下用の調整剤。
[←先頭へ]レタッチ (れたっち)
分解フィルムや網点フィルムの修整作業のことで、ドットエッチやマスク法による網点修整傷やムラの修整などの作業が含まれる。
[←先頭へ]ローラー目 (ろーらーめ)
印刷機のインキ着ローラーの1回転目ごとに出るインキの着肉ムラのことで、インキローラーの偏心や歯車の不良、ローラー滑りなどが原因。
[←先頭へ]露光 (ろこう)
感光材料に焼付けのための光を当てることで、露出とも言う。
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